Philosophy
Concept
Concept
キャリパーの考え方The concept of Caliper
米国キャリパーの創業者であるハーバート・グリーンバーグ博士は、10歳で失明しました。博士が初めて就いた仕事は、ニューヨーク市社会福祉局で失業者をサポートするカウンセラーの仕事でした。そこで、人の心に強く惹かれた博士は、1955年にNYU(New York University)で心理学と人間関係学の博士過程を終え、最優秀の成績で卒業します。しかし、就職のために600通の応募書類を送ったにもかかわらず、面接までたどり着けたのはわずかに3社。結局、どこも採用してくれませんでした。
その後、運良く心理学の教職に就くことができたのですが、そのとき同僚から「大手の生命保険会社が、心理学を応用して優秀な営業マンを採用することができないか研究している」と相談を受けたのです。博士がテストを開発した目的はただ一つ。自らの就活体験から、企業や組織が「どうしたらその仕事で大きな成果を上げられる人材を見極められるか、その方法を突き止める」ことでした。それは、経験や学歴を問うものではなく、まさに、その人がどのような人間なのか、そして、その人の心の中にある「モチベーション(潜在的な動機)」がどのようなものか、それを探るためのツールだったのです。
現在、私たちキャリパーが対応していない職種はほとんどありません。これまでに400万人以上の人材分析を手掛け、数多くの職務分析やエグゼクティブ・コーチングもお手伝いしています。その範囲はジョブマッチングにとどまらず、 状況に応じてエグゼクティブの配置や育成を手掛けるまでになっているのです。さらには、プロスポーツの世界でも同様に活用され、アメリカンフットボールやベースボール、バスケットボール、それにアイスホッケーなどの選手についても評価を行っています。